喜びを運ぶ風に乗せて

沼活の日々をつらつらと。

切ない津崎さんもまた素敵だった第8話

定時で上がることができれば21:30終わりだったのに、まさかの22時に職場を出て、20分遅れだから急いで自転車を走らせて、なんとか間に合った第8話。
乱れた呼吸を整えたら、すぐに始まってしまった第8話。
初めて、2人が会うことのない、一緒のシーンがないお話でした。

みくりんを拒絶してしまい、みくりんが出て行ってしまって。
コンビニおにぎりを食べている津崎さん、切ない。
いつもの愛妻弁当ではないことから職場の皆さんも気になります。喧嘩したの?どうしたの?
「日雇い妻だったんだ!」という沼田さんの見解、違うけれど、まあ遠からず。
何事もないように接してくれていたのに、帰宅したらいないって、結構なショックだっただろうな。
愛想を尽かされてしまった、もうみくりんに会うことはできないかもしれない。

何事もなかったようにしようとしたけれど、どうしてもあの時のことを思い出してしまうみくりん。
妄想で茶化し倒そうとしても、容赦なくやってくるハグの日。どうしても、忘れることができない。
そのタイミングでお母さんが怪我をしたことを知って。生まれて初めての職場放棄。ちゃんと準備をしていくみくりんはできた妻です。契約妻だけど。
鞄の紐がドアに挟まって、ドアだけはみくりんを引き留めました。だけど。逃げ出したい、火曜から逃げ出せるなら、なんだってよかった。
津崎さんが乗って帰ってきたバスに乗って、逃げ出します。このすれ違いが切ない。

かつてみくりんとピクニックをした公園で、一人でサンドイッチを食べる津崎さんの背中が寂しいです。
みくりさん、みくりさんのように妄想で気を紛らわせたいけれど、そんなイマジネーション、僕は持ち合わせていません。
みくりんが持ち合わせすぎです。私も妄想はするけどあそこまでは。
そんなみくりんは、平和だけど仕事のない館山で、無職になる妄想をしていました。だめだ!仕事だ!市議会議員だ!
自尊感情の低い津崎さんを好きでい続けることに、疲れてしまった。だから、市議会議員になろうかと思って。生討論しちゃう?あくまで生テレビ!
働く女性の出産と育児、突然社会問題を投げ込んできました。百合ちゃんの職場のシーンでもあったけれど、働きながらの出産と子育て、産休や育休を取ると職場に穴をあけてしまうことになる。それでも、産まなかったら産まなかったで何か言われるこの世の中。生きづらいね。

男子会に参加するか否か、日野さんからの電話に迷う津崎さん。日野さんにはお世話になっている…しかし体調もよろしくない…しかし日野さん…レアキャラ……
結局参加したわけだけれど、風見さんが吹っかけてきます。自尊感情高そう、やっぱり。
プロの独身である津崎さんには見えていなくて、風見さんに見えていること、確かにきっとあると思います。でも。何が見えているかは知りませんが、違うものが見えていて当然ではないでしょうか。風見さんと津崎さんは、根本的に違うのだから。
みくりんが出て行ってしまって、ただでさえ心に穴が開いている時に、こんな風に皮肉を吹っかけられたら、普段クールな津崎さんも潰れるくらい飲んでしまいます。百合ちゃんが車出勤していてよかったね。
百合ちゃんの車に風見さんも乗り込んで。ジュークのCM感。CMでも遂に「百合さん」というワードが出たし、CMの今後の展開も、百合ちゃんと風見さんの今後の関係性も、気になるところです。

再び場所は館山に戻って、母娘の時間。
運命の相手、とよく言うけれど、そんなものいないと思うというお母さん。「運命の相手に、するの。」「意思がなきゃ続かないのは、仕事も家庭も同じじゃないかな」名言。みくりんの心も動かす、我々の心にも残る名言。
津崎さんも津崎さんで、ようやくみくりんの作り置きを冷蔵庫から取り出します。一つ一つに優しいコメント付き。全部レンチンして、頂いて。
どんな想いで、作ったんだろう。どんな想いで、ここを出て行ったんだろう。あの時みくりさんは、どんな想いで。
基本的にご飯を食べる津崎さんは可愛らしいけれど、ここは切ない。

次の日、津崎さんからみくりんにお電話。謝罪の連続に対する「何の用ですか」はちょっぴり刺さる。
気持ちの素因数分解をしたみくりんの答えを聞くのが怖くて、自分から電話したんだから自分が先に話す権利があるという津崎さん。
拒絶されたみくりんの気持ちは考えていなかった、未経験を知られるのが怖かった。でもみくりんは勘付いていたし、そんなこと大したことじゃなかった。拒絶されたのはショックだったけれど。
市議会議員もありかなって考えたら、気が楽になったみくりん。「他の道もあるんだから、今の道で失敗してもいいや」って。何かに悩んでいる人に、今の道で迷っている人に、勇気を与えてくれる言葉だった(私のこと)。
だから。これから303号室に帰ろうと思います。
もう一度、会って話を、
会えます!会って、火曜の分の、ハグを!
はいっ!
みくりんがこのまま帰ってこないんじゃないかと思っていた津崎さんにとっても嬉しくて、みくりんにとってもきっと嬉しくて。
一度すれ違った2人の気持ちがまた通じ合って、走る走る津崎さんの姿に、泣けました。
結局はここでもすれ違いで、火曜の分のハグはお預けになってしまったけれど。
「待っています。」「待っていてください。」このやり取りだけでも微笑ましい。


2人の絡みが少なかった分、ムズキュンシーンも少なかったけれど。名言は沢山出たし、最後にしっかりときめきました。
みくりんと津崎さんが、運命の相手に、お互いに、できますように。そう祈りながら。第9話を待ちたいと思います。